最終日

会津の朝は早い。
いや、変わらないか…


■修・旅最終日。なんだか寂しい気もする。
今日は支払い関連があるので、前夜に支払いの仕方等を伝授。「明日は、俺何もしないかんね。頼んだよ」と、ちょいと嫌な先輩ぶりを発揮。
 先生と生徒、カメラマンさん、乗務員(ドライバー・ガイド)の支払いである。
 支払いは観光券*1と呼ばれるもので行う。現金は伴わない。
計算して数字を記入し、4枚綴りの1枚をホテルに渡すだけ。
 ただ、反省会のオードブル・飲み物代、先生の部屋の冷蔵庫の利用代は現金払い。これは言われた数字を出せばよい。

 手順などを教えるも、質問がない。大したヤツだ。
お世辞にも「質問」とは程遠い「オウム返し」は得意なようだが…(爆)。「それって質問?」みたいな(爆)。



■翌朝、まずはホテルの支払い。宿泊料を昨夜散々計算させて(しかもチョー簡単!その辺の小5のボクちゃんでも出来る)、誰と誰の支払いをするか確認済なので、安心してた。



■が、やはり事件は起こる。(笑)

 

■時に出発直前で、生徒が荷物を積み込んだり、先生と打ち合わせしたりで、バスに行ったり戻ったり。
バタバタしてて付き添えなかったのもいけないのかもしれない。
 「…支払い終わりました。」とス〜ッと現れた。その場で確認もロクすっぽ出来る状態でもなく、荷物を積んだ生徒がフロントで退館式。

 無事終わり、バスに乗り、ガイドの人数確認待ちをしてたら、ヤツが来る。

「…すみません…カメラマンさんの支払いが、まだだそうです」・・・っておいっ!お前が支払ったんだろうが!
 「昨夜打ち合わせしたろ!お前『分かりました』っつったよな?俺の聞きマチガイかっ?」と言うと「…申し訳ありません」
 

 もう、「申し訳ありません」は聞き飽きた。
 
 
 観光券は切ってしまったので、再発行する時間もなく、立替の現金から支払った。
 営業担当者様の清算の仕事を増やしてしまった…


■生憎の雨。しかし予報は日光で曇りマーク。
しかし、東北道熱低となった雲の影響か?途中は激しい雨模様となる。


■途中、2日ズレで出発した、別の中学校の生徒を乗せた当社バスとスライド。
なんか面白い(笑)


■日光入り。いろは坂を上り、華厳の滝を見て、下に降りて東照宮の見学。近くで昼食だった。
華厳の滝は現金払いで、私が1号車だったので、駐車場に着くや否や売り場へダッシュ
 3号車に乗るヤツに電話し「バス降りたら売り場にダッシュな。」

 ・・・なかなか来ない。
遠くでキョロキョロとオノボリさんの姿が見えた。←ヤツです。

 私を見つけたらしく、そこからダッシュ。でも、その辺の小5のボクちゃんの方が速いね。


■滝を見にEVで降りたことがないというので、「じゃ、見て来い」と行かせる。
私はバスで待機してた。「だって、雨降ってるしさ、さぶいんだぼーん!(*`3´*)ぶぅ〜っ」


■帰って乗るバスをチェンジし、昼食場所まで1号車に乗せた。
いろは坂の馬返し*2で電話して、『あと15分くらいで着きます。』と連絡しろ」と指令する。


■メシを食らい、東照宮の見学へ。案内人付きで、昼食場所から誘導してくれる。
東照宮も観たことない」というあまりにも不憫な告白を受け、私は「いいよ、行って来い、行って来い。で、帰りはブルトーザー*3やってこい」と言うと
    「はいっ(^O^)」
と嬉しそうだった。…お前は中学生かっ!
 ま、お陰で私は待機できた。
 ここでも、ポメ先輩(笑)が添乗する更に別の中学校が見学を終えてゾロゾロ帰ってきた。
 なんかヘンな感じ(笑)。でも、毎年こうなんだよね。


■ヤツが帰ってきて、「どうだった?」と問う。勝手に私が予想した答えは 『凄いですね。感動しました。ありがとうございました。』だった。
・・・しかし、現実は甘くない。
 
       もしツア*4の撮影やってましたよ(笑)』
 
そのコメント、さっき女子生徒が全く同じ報告を先生にしてたぞ!

 首根っこ掴んで、撮影場所に戻り「こいつ、AD希望らしいんでお願いします。」と置いてきたかった。
 

■ここで支払い。

その通り!(笑)  事件は起こる。

 ここでも観光券での支払い。
朝やったばかりで、計算する単価が違うだけ。人数は同じだからね。
 先生・生徒・カメラマンさんの料理は同じ。よって単価(@1050円也)も同じ。
 総人数×1050円で計算するかと思ったら、「生徒が80名×1050円で、先生が…」なーんかブツブツ言ってる。

 「おまえさんよ、人数足してから、1,050円かけたら間違っちゃうかなぁ?」と質問。 ちょっとしたタイムラグがあり、「あ、あ、そうですね(焦)」だと。

 その辺の小5のボクちゃんでも…もういい。

 店の事務所のお姉ちゃんも笑ってた。


■ここで全ての手配が完了となった。
全てを終えたすがすがしい気持ちと、会社へ帰りたくない気持ちが交錯する。


■帰りのバスは、途中途中寝ながらも、3日間の清算のまとめを営業担当者に伝えるべく、計算やまとめをしてた。
残った現金と領収証の数字が合わない。

 モヤモヤしながらヤツへ電話。「ホテルで、宿泊料は観光券だけど、反省会と先生の部屋の冷蔵庫の支払いは現金だろ?俺、領収証もらったっけ?」
        
  「ボクが持ってます。ありますよ」 

  「・・・頼むよ・・・」 散々計算しても合わねーワケだ。

  「いいや、計算して、合計額だけ教えてくれ。分かったら電話ちょうだい」

 そんなに難しい出題したかな?と思ってた頃にRing a Bell。
 「スミマセン。遅くなりました。まず、反省会の代金が…」 『合計っつったっぺ!』


 「(焦)あ、はい、え〜っと、◎×円です。」 

 再計算したらピッタシガンガン!

コヤツの為に、狭い座席上で、宇都宮〜浦和まで何度も計算してた・・・。時間返せ!


■話はワープして、学校へ到着。
「解散式に参加してください」と、体育館へ案内される。
 先生の話などを聞き、進行の生徒が「最後に、お世話になった◎×添乗員さんはじめ、運転手さん、ガイドさんにお礼をしましょう。」

 「前に並んでください」と言われ、なんと花束の贈呈だった。

ビックリした。が、嬉しいもんである。

 ちょいと感動してしまったが、あまりにも突飛だったので、「ありがとうございます。何だかスミマセン。無事でよかったです、ありがとうございました。」とメチャクチャな即興挨拶(汗)。

 体育座りしてる生徒達の前に立つのって、何だか先生にでもなった気分だった(笑)


■怪我も事故も病気もなく、ほぼ時間通りに帰還。
仕事的には満点だったが、私個人は精神的にヤラレタ。しかも、生徒や先生ではなく、・・・身内で(核爆)





■とてもおもひでぶかひ、しゅうがくりょこふでした。

*1:クーポンとも言う。小切手みたいなモン

*2:上り下りの分岐・合流点

*3:勝手に命名:生徒の列の最後に歩く事 笑

*4:もしもツアーズ