おまえさん

■会社に住み着いた猫がいる。
100%野良だが(笑)、待遇はいい。


■事務所の脇に、用務員(事務所周りの掃除等)さんの控え室がある。
今はおばちゃんだが、私が入社した頃はおじいさんだった。


■そのじいちゃんが手なずけたのだろう?。1匹の猫が住み着いた。当時はまだ小さくて子猫同然だった。
いつからか、キャットフード的なものを与えるようになり、完全に住み着いた。オーナーはそのじいちゃん。今はオバちゃんが引き継いでる感じ。


■しかし、不思議に思うのが、バスの車庫でもあるので、交通量は少なくない。しかも目の前とかを大きなエンジン音でバスが通過する。
猫の耳は人間の何十倍、いや、何百倍もいいはずだ。
 なのに慣れてしまったのか?ちょっと眠そうにしてるときなどはビクともしない(爆)たいしたもんだ。
 しかも轢かれない(爆)。わが縄張りとばかり徘徊してる。いい気なもんだ。


■ただ、はっきり言って「無愛想」である。
こっちが心を開いても目が合って、じーっと見つめ、数秒すると逃げ出す。『何かしたか?俺?』て感じ。

 イマイチ可愛くない。



■----現在----
 まだいる(爆)
しかもかなりでかくなり、デザイン的には銘菓「ひよこ」ばりの丸みっぷり(爆)


■だいたい我々が一服するときなんてのは、作成中のコース案に詰まったり、予約が取れなかったり…でイライラしてる時の現実逃避なので、「おまえさん、あんたは良いな…今何も考えてねーだろ?」みたいな声を掛ける。ヤツは眠そうな目を半開きでコッチを伺っている。


■相変わらず無愛想だが、私がいつも一服する時に、ずーっと目を見ながら「コッチ来い」みたいな仕草をしてた。
しまいには、自分も勝手に名前を付け「おまえさん…」と呼んでいる。少しはキモチが伝わったか?
 以前より近くに寄っても逃げなくなった。が、相変わらず触れる距離まで近づいた事がない(笑)
こないだ、掃除のオバちゃんの仲間が来て「よ〜ちよち」なんて言いながら、思いっきり抱いて頬ずりしてた。
正直ビビッた。思ったね、「ぬをっ、あのバアちゃんすげ〜よ!」


■猫はずるいね。いつも好き勝手生きてる感じがして。眠いとき寝て、犬に比べるとなつかない自分勝手な感じが…
ある意味羨ましいね。人間社会じゃ通用しない点が。無いものねだり??


■最近は目が合う度に「おまえさん…」と声を掛けてるが、二人の距離は縮まらない(笑)。でも、写真を取ることが出来た。
勿論やや望遠で(笑)。

 要はデブなんだが、この丸みが許せない(笑)てか、憎めない。



■でももうちっと仲良くしようや。おまえさん…