アクアライン社会実験

 私は一応、旅程管理者である。
 お客様から依頼があれば、行程も作るし手配もする。
それには先ず、「お見積」から始まるわけだが、当社バスを利用して、アクアラインを利用した場合、全車にETCが搭載されてるので、見積が容易ではない。何故?時間帯割引が複雑で、更に交通状況によりその時間帯に通るか保障できないからだ。
 なので、基本的には、標準の料金で見積もりし、後日集金させていただくスタイルをとっている。こうすればお客様は安くなってわくわく。私はお客さんの「お、安くなってるね」の顔を見るのにドキドキだからである。←大袈裟

 で、そこでだ。そのアクアラインの社会実験(割引)は「平成18年3月31日まで。」とある。しかし、当初普通車4,000円の通行料も今では3,000円。ETC使えば2,320円となっている。
 特大車である観光バスはどうか?通常8,250円(高っ)、ETC使って6,380円。往復で約4,000円近い差が生じる。

 問題は4月以降の見積をどうすべきか?社内の人間も「そうだよね。どうなるんだろ?」という状態である。「これはまずいな…」と、WEBで見た「東京湾アクアライン利用促進社会実験実行委員会 事務局」とやらの事務所へTEL。すると・・・
          「正直、決まってません」
 おいおい、なんて回答だ。聞けば「今のは3月31日で終わります。ただ、その後は別の名目で今の割引と同じ設定が適用されるか、安くなるか?、ちょっと高くなるか?の決定は3月末になると思います。」となんともグレーな回答だった。更には「道路公団が変わったので、バタバタしてるんだと思います。」との事。・・・ダイジョブ??

 でも、世間的にも「値下げを」の声が高まっているだけに、通常価格に戻るとは考えにくいと思う。ETCが普及してるとはいえ、まだまだ納得行く装着率とはいえないだろうから、「エサ」としての特典はまだ必要なのではないかと思う。
 こっちはお客様に下手に「アクアラインの方が時間的に早いですし、割引も効きますヨ」と今まで通り言えなくなるのがなんとも歯がゆい。事務局の話をそのまま伝えるしかないね。

          早くはっきりしてチョーダイ!