地元の添乗業務

 とかく嫌な仕事。別に悪い人達とかそういう意味ではない。自分が何となく嫌だっただけだが。
 しかも、行き先が日曜の中央道往復の八王子方面。小金井公園多摩動物公園である。ドライバー達は嫌がるパターン。なぜなら?渋滞確定だからだ(笑)。
 思わず、車内の挨拶で「おはようございます。3丁目に住まう添乗の〜〜でございます。」と言ってみた。反応は「あら〜(^^)パチパチパチ」←おばちゃま方。ってな感じ。そんなに存在感ないんだ…とも思った(。。;)。

 
 出発前から手前どものミスによるトラブルもあり、お客様に見えない裏舞台ではドリフのステージ変換作業ぐらいバタバタしていた。しかも、やたら天気がいい。汗っかきな私は一人で汗だくになっていた。さらに幹司様も厳格な方だったので、成分としては「油濃度」が高い汗だったろう。(笑)
 
 行く先々でトラブルもあり、最後の施設ではさすがに顔に出たらしく、ガイドさんたちに「いつも笑ってるのに、あの時は近寄れなかったですよ(笑)」といわれてしまった。グランドキャニオンほどの心の広さを持ってしても、あの岩から噴火が起こってたようだ(爆)
 楽しいトラベルのはずがトラブル続きの一日。
 地元に戻った瞬間、エアキャップが外され、縮んでいく自分が分かった。

 帰りのバスでバスの車庫兼ガイドさんたちの寮まで回送するのだが、「あれ?〜〜さん乗ってる?」と聞かれ、後ろのほうに座ってた私は、ぼ〜っと「そっとしといてください。笑」の一言に、笑いながら「ほんと、お疲れ様でした〜」と、ガイドさんたちも分かってくれたようで嬉しかった。
 でも、お客様から「有難うございました。ご苦労様。また又お願いします」と言われるのが最高のほめ言葉だと自負してるので、たとえ社交辞令であろうと、そればかりが救いである。
 
 しかし、「低予算のコースだと、それなりの事が起こるもんよ。」とはベテランドライバーの一言。重みがあった。