軽自動車事情

 私がUターンで今の生活に落ち着いて、早一年以上経つ。
故郷に戻って、まず驚いたのが、「退化」と「軽自動車」の多さだった。
 全者の「退化」に関しては、駅前に駐車場が乱立してたのと、ガキの頃はジャングルだった場所が栄え始めてた影響で、駅前と呼ぶにふさわしくない街並みとなってたからである。
 そして、何より驚いたのが、後者の「軽自動車」の多さだった。(以下、軽カー)
 「目をつぶって石を投げたら当たったのは軽カーだった」ってくらい。
 大体が、女性ドライバーなので、「奥様の足」となってるようだが、その限りでもないようだ。
 しかし、考えてみると、たばこ買うにも車で出動するような環境なので、ある意味ベストマッチなチョイスになるのだろう。なんたって燃費がいいし、装備も昔の軽カーとは訳が違う。ましてや、小回りの利く見通しがいいデザインだから、奥様も安心。女の子も平気。そうなるのだろう。雑誌やwebで見ると、十分メインカーとしても成り立つくらい素敵な装備が標準だったりする。自分の車より断然いい。ハンドルは風船付き、アンサーバックは当たり前、抗菌仕様だぁ?しかも、知ってる人のそんな軽には「momoステ」が付いてるという。おぞましい!。アンサーバックなんざ、こちとら炎天下に汗水流して配線して、やっとつくようになったのに…
 まぁ、自分の愛車と比較する時点でゼネレーションが違うのだから無理もないがね。

 でも、たばこ買いに行くのに、2500ccのツインターボ、280馬力の車で行くってのも、確かにナンセンスだな。と、思わず自分に問いたくなる。
 なんで自分が悩まなきゃいけないんだ!と一人突っ込みしたくなるくらい、本当にウジャウジャと軽カーがいるのは紛れもない事実なのだ。

 う〜ん、バイクみたいに、タバコ買いに行くときは、プラグ3個くらい抜くか?

 ...だから、もういいんだって!