トラウマ映画音楽

 私は映画が好きである。20代前半の頃はかなり嵌った。

▼きっかけは、ウチの父がもともと好きで、その遺伝子かも知れない。どちらかというと「名作系」を見せられていたので、その良さは判るつもりである。15〜6歳の頃に、ヒッチコックの「裏窓」や「ローマの休日」などという、モノクロから入った人間なもんで…
 『チャップリン』は子供ゴコロに面白かったかな。

▼基本的には、SF系があまり興味がない。SFモンでもいいな、と思ったのは、10代の頃に父にビデオで見せられた「2001年宇宙の旅」なもんで(汗)、若モン同士の映画話には付いていけないという面もあった。好きなのは「FBIが出てくるような映画」。黒塗りのRVのヘッドライトがフラッシュするような車が出るやつ。
 しかし、そんなのよりも、暫くの間、1等賞を守り続けたのは「バックドラフト」であった。『ウィリアム・ボールドウィン』と、『ロバート・デニーロ』の組み合わせがたまらなかった。消防士でカッコ良かったし。「レッドオクトーバー〜」に関しては、兄さんの『アレック・ボールドウィン』が出ており、まさか兄弟だったとは知らなかった。あの兄弟渋すぎ。

▼映画館にも足を運んでいたが、どちらかと言うと「カウチポテト派」だった。今もそうかな?でも当時付き合ってた彼女が映画っ子で、一緒に有楽町の日劇へ行った時の感動は今でも覚えている。今はめっきり「My Room派」である。一時はレンタルビデオ屋に通い詰めていた。しかし、当時は今でいう「TSU●AYA」のような大規模な店舗がなく、新作も数本しかなくサービス業で終電で帰る人間にとっては不利だった。なので通い詰めた、と言うべきか。
 いつも思うのだが、「これは見たな」と思うのは、だいたいキャスティングが偏っていた事に気づく。オヤジ俳優(ベテランか)系は良く見ている。『ショーンおじさん』や、『トミー・リーおじさん』、『ロバ・デニおじさん』に、『エド・ハリおじさん』。この辺の俳優が好きらしい。

▼すごい役者魂だ!と思ったのが、『トラボルタおじさん』と、『ケイジ兄さん』の「FACE OFF」だったかな。正義と悪の二人が手術で入れ替わるというもので、これは二人の変貌(入替え)ぶりは見事だった。役者魂を見せられる1本だと思った。是非…

▼音楽は、未っっだに「シネマ・パラダイス」のメロディが流れると、ウルウルきてしまう。アレはまさにハブロフ犬状態。アレは泣かされた。結構涙もろいんです。

いやー、何か、書いてて楽しかった。何か見たくなってきたな。
 しかし、「Mr.ビーン」の『ローワン・アトキンソン』を見たとき、「シネパラ」の子役『サルバトーレ・カシオ』が成長し、こっち路線に行ったか!と本気で思った私(爆)