カルチャーショック

参った…

 先日,同じ敷地内の高速バスの部署に,新型車両がお目見え.儲かってるらしい.
で,乗り物好きな私.食事の前に見に行って見た.昼休みだったので誰も居なくて独りで観察.
 それは,すべてが真新しく(当たり前だ),やる気に満ち溢れてる(笑)
 
 毎日毎日同じ道を,数百キロも走らされることも知らずに…(.人.)チーン

 見た目には今までのバスと何の変哲も無いのだが,うわさで聞いていた気になる部分の核心に迫った.
その部分とは,大型車には珍な装備ともいえる,「AT車」との事だった.
 いつだったか,何かでボル○社製の2階建てバスに乗った.そうだ,大阪の市観バスである.
 もの凄い「変速時のショック」が印象的で,『未完成やな…』と言うのが強い印象として刻まれている.
 更に言えば,「営業車はMTやろっ!」という昭和丸出しの考えがあり,運転手もさぞかしツマランだろうに…なんて心配もしてしまう.

 ま,その辺は,自分が乗ったという市観バスも型の古い機材だったので,「この国の技術者のことだ.改善されてるだろうよ」ということで独りで丸く収めた(笑).

 で,車内にお邪魔.新車のかほりが鼻を突き,脳を刺激する.ビニールも張られたままの車内には,汚れと言うものを知らない椅子や天井が初々しく輝いていた.
 運転席を観察する.そこで,気になったATレバーを探すも,それと思しきブツが見当たらない.焦った…『落ち着け!』『いや,普通ここら辺に…』『発想の転換だ!』…


        【クピ?】(゚з゚)? 
 
 目が点になるとはこの事か??

 なんと,MT車のシフトがニョキっと生えてる部分に,ボタンが整然と並んでいる.しかも,いまどきではない「国鉄時代の切符券売機(笑)」のボタンのようなものだった.そのボタンには…

       R N D 3 2 1  
 とある.

 『おーい,ボタンかよっ!』と三村を呼びたいくらいの独り突っ込みをしてしまった.(笑 事実…悲)

 なんだか,凄いショックだった.自分が取り残されていたような焦りすらも湧き出て,複雑な心境だった.

 「がんばれよ」の励ましも弱くなり,メシへと向かった.

 そんな日のランチは,「時代に勝つ!」の思いを込めて,『カツ丼』にしたというのも、紛れも無い事実である.
お陰で吹っ切れた僕は,脳のしわが1本増えた気がして,午後の仕事は精力的になれた.
 
 機会が有ればインプレッションしたいが,僕には大型免許が無い…