すし屋のマスター

 今日は、上司に誘われ自宅近くのすし屋でメシった。奢りである。カウンターにいつも座り、「マスター?大将??」も仲間入りして飲み食いさせてもらっている。
 その「マスター」(でいいや 笑)が面白い人で、思いっきり説教してくれる。という、現代ではなかなか希少な「一徹系おやじ」である。たまに包丁振り回すくらい。(もちろん冗談でだが…)
 しかし、その「一徹系」の時代に幼少期を送ったせいか、凄く新鮮である。今時、ズゲズゲ言ってくれる人もいないからね。「おい、○○(私の名前)、よく聞け!俺はな・・・」と包丁で人を指し(笑)、人生経験を豊富に披露してくれ、常連である上司に輪をかけて説教が始まるのだ。      (この場合の説教とは、いい意味での説教である。)

 自分が,マスターの心を動かす発言をすると,カウンターの目の前にそびえる「特製厚焼き玉子」を厚めに切り,「いい事言うねぇ.はっ,座布団食え!」と褒美もつく(爆)

 人をコケにしたかと思うと,ちゃんとそれなりのフォローがついてくる.完全に人を否定しない.マスターなりの意見・経験を生かし,細木のババア並みに的を得てる.そこがミソ.※別に細木のババアを誉めてるわけではないっすよ.キレてないっすよ!?
 さすがは客商売.元同業だった人間からすると,師匠モンである.

 一言一言がおもしろい.ことわざ交じりだったり,はたまた下ネタ炸裂だったりもする.

 どうやら,サービス業出身の自分ではあるが,マスターに言わせると気が利かないらしい.マスターのビールグラスがいつも空になってて,グラスを差し出してくる(笑).で,上司に「コイツ,イマイチ気がきかねぇな(笑)」なんてチクったりもする.

 でも,さすが年季の違い?帰りには,外に来てまで「おやすみ!気をつけろよ.仕事頑張れよ!!」なんて言ってくれる.実に後味がいい.さすがはプロやね.憎めない.
 
 ネタも拘りを持ってて,お値段もそこそこなので自分は常連にはなれないが(笑)この説教モードもなかなかいいもんである.(非・マゾ)

 今日は,お通しが「ウニ」だったりする.素敵なお店です.