開通式典 其の弐

mathilda5262005-03-08

 昨日の報告書といこう。
 今日は富津中央ICの植樹祭だった。
テレビでバンバン放送でもすんのかと思ってたが、規模は小さかった。
 しかし、普段できない経験をさせてもらった。
 「高速道路の逆走」である。工事車輌の出入口の為、『下り車線で、上り方向へと4Kmほど進んだ』のだ(笑) 田舎の高速なので、対面通行ではあるが、なんとも不思議な感じであった。標識はそっぽ向いてるし(当たり前か!)しかし、工事車輌用の速度制限の「30km」の看板はしっかりこっちを向いていた。

 片側2車線の高速で、上下線が分かれてるのと一緒じゃん。右ルート・左ルートのようなもんかな?なんて思ってもみるが、センターラインにはポールが延々あるのでやはり違和感を感じた。
 ま、テキサスで育った僕には懐かしくも…はい、嘘。
 ただ、途中、国道127号線と隣接する区間があり、そこを通るドライバー達の視線が熱かった。優越感がたまらなかったね。「おい、開通したんか?」って口がパクパクしてた(笑)

 道中で、同行した「道路公団(非、泥)^^;」の方が生徒達に説明してくれた内容が、私的には「へぇ」だった。

 それは、
 ●ガードレールがシルバーである。●
 →これは、大きな工事中などに用いられる車線減少用の移動型のモノをリサイクルし、メッキ塗装を施したものらしい。一般道路のガードレールの鉄板厚は約3㎜、高速のは4.5㎜ほどあるそうだ。しかも、今回開通部分のは「上信越道」からの贈り物(再生品)らしい。
暖かいところへようこそ。ってな感じ。

 ●防音壁にネットが・・・。●
 →緑のネットを覆っていた。これもいろんな高速道からの寄せ集めで、地のままだと色がバラバラなので、木々を意識した「緑」のネットを被せているそうである。こちらも「上信越道」からの贈り物(再生品)だとか。様様です。上信越道様!

 ●下り車線(山側)のガードレールがない!●
 →代わりに、延々と土手が盛られている。しかも首の高さくらいまで。それは、予算削減の煽りで(汗)、規定にある、「高さが150cm以上の土手などは、ガードレールとみなす」に法ったものだそうだ。しかし、アスファルトだけは、飛び石等の被害を防ぐ為、ケチらないそうだ。素晴らしい!

 ●車線減少後のライン。両側線の内側に点線が暫く続く。●
 →これは視覚的に狭く見せ、速度減少を促す工夫だそうだ。確かに焦る。バスなどは目いっぱいだった。しかも、両サイドとも、凹凸が設けられ、踏むと「ダルルルル…」とお約束の不快音。危険な山道などのセンターラインで経験されてるはずだが、高速なので更に響く。
 しかもセンター側だけでなく、路側帯の方にも…

 なかなか興味深いお話でしたが、ガキん…もとい、未来を担う少年少女の反応は薄く、記念品としてもらった袋の中身をチェックしていた。
 
 千葉へおいでの際には、是非御利用頂き、思い出してください。そして、「上信越道のお下がり高速」である事もお忘れなく(爆)。