SWING・・・(いただきっ 爆)

 ―もしもピアノが弾けたなら―
 音楽は、腕時計のような存在で、ないと不安になる時期があった。家でも音楽をかけ、BGVでテレビ見てたくらい。車なんて最たるもの。
 学生時分は、バンドなんぞんもやっており、一応太鼓担当であった。またはベースであった。いずれにせよ「音の中心」的役割の楽器が好きだった。というか、ギターやピアノのようなあの操作(笑)は自分には出来ない!と見切ったからである。
 しかし、個人的にはやはりギターに憧れた。6本の弦を操り、弾き語りできるところが素敵である。太鼓でソロっちゃ…ねぇ(笑)ピアノも同じことが言える。一番サマになるし。おっと、聞かせる女性(ヒト)がいないぢゃん(撃沈!) 

 それはさておき、3年ほど前から、新しいジャンルが気になりだした。
それは、「jazz」である。きっかけは、また出てきたが、「桑田佳祐」。AAAライブで行ったjazzコンサートのDVD購入であった。
 有名どころばかりの選曲で、しかもいつになく「真面目」に歌い上げていたので(失礼か?笑)感動した。太鼓は「村上ポンタ」だったし。
 絶対に譜面では表現できないような、感性で奏でる演奏にしびれてしまった。
 前会社にJazzManがいて、さまざまなMDを作ってくれた。
 …が、だ。彼の作ってくれたMDの選曲は、スキー場のゲレンデマップでいう赤線(中級コース)だった。いきなりは難しかった。一度は急斜面にチャレンジし、転びながら初級者コースまでたどり着いて、結局、緑線(初級者コース)のリフトで往復してる感じ。
戴いたMDは、「違いのわかる男(笑)」の方にあげてしまった。しかし、喜んでくれていたので、そのMDは「使命を果たしてる」と言う感じである。あまり分からない人間が聞いちゃダメだ。と思ったからだ。くれた方には申し訳ないが…。
 学生の頃、バンドブームの波にあわせるようにパドリングし、波に乗り、そのまま順調に延々と横波に乗っかってしまった人間に、「オトナ」な音楽が複雑に見えて仕方がない。いっそ、若いうちにバランス崩して放り出された方がすんなり受け入れられたのかも知れないな。などとも思う。
 が、だんだん「良さ」が分かってきたな。とも思う。オトナになった証か?今までは変に考えすぎてたのかも知れない。「難しい・奥が深い」と言われるが、たしかに事実かもしれないが、自分の場合、「鵜呑み」にしちゃってる部分があるからだろう。そう言い聞かせて、もっとフラットな心で、純粋に受け止めれば、いつしか頂上行きのリフトに自然に乗れるようになるのだろう。
 まずは、スラっとBGM的に流す事からはじめよう。

 まだ別に戴いたMDがあったはずだ。ちょっとアダルティーな、アンニュイなひと時でも過ごすかな。ガウンとブランデーも必要?(爆)←この感覚がいけないんだっての!